Archive for 7月 2014

「虫よけ新聞」

世界初!デング熱の感染を予防する“虫よけ新聞”(AdGang)

今年も、蚊の季節がやって来た。

モノトーン、縞々足のやぶ蚊が、ハエと見間違えるほど血を吸い、腹をパンパンにしてふらふら飛んでいるのを見つけると、反射的にパチンと叩き潰している。手のひらにべトリとついた血液と、黒の骸は、「赤と黒」、スタンダールよろしく対照的だ。急いでどこか刺されていないかと露出部分に目をやると、やれやれ、手足の数か所、場合によっては顔や首筋に、ぷつりと隆起したゴマ粒台の大きさの虫刺されの跡を確認する。見る間にそれが小豆台になり、やがて1円玉になる。

「また、やられた」・・・諦観し、気が狂いそうなほどの痒みを想念し、かゆみ止めを探しに走る。どうせ刺すならあちこちやらずに、一か所にしてくれと言いたい。

日本では、蚊を媒体とする日本脳炎が心配されるが、予防接種の普及により、国民はそれほどの危機意識を持っていない。しかし、ところ変わればで、暑い国ではそのような悠長なことを言っていられない。

バングラディシュでは、「蚊よけ新聞」が話題になっている。デング熱の発症を少しでも食い止めたいとする狙いがあるそうだ。特殊インクで2~3時間、蚊よけの効果があるという。「蚊よけ新聞」は、国民への情報提供と、蚊よけの一石二鳥。インターネットでは変わりが務まらない効果となるのか。

「ワンチャンス」

「ポール・ポッツ」をご存じな方も少なくないだろう。ケータイ電話の営業マンからオペラ歌手へ!奇跡の歌声で世界中を魅了した、イギリスが生んだ、あのテノール歌手である。
そして、映画「ワンチャンス」は、彼のドラマティックな半生を描いたものである。

「チャンスは、誰にでもある。自分を信じることを貫けば、必ず夢はかなう」

本年11月にはDVDも発売されるそうなので、ご覧いただきたい。
いつか彼のコンサートにも足を運びたいと考えている。

菜香

日本橋小伝馬町にある「菜香」へ。
ここは私が長年よく通う店の一つだ。

菜香

おすすめは「ネギ味噌チャーシュー」である。

故人のプライバシー

「恋しくって恋しくって」川端康成のラブレター公開――故人にプライバシーはないの?(弁護士ドットコム トピックス)

先日、本ブログでも触れたが、再び、文豪川端康成のラブレターの話。
このラブレター公開につき、法的な観点から述べた記事を見つけた。
ラブレターの公開には、プライバシーの問題、著作権の問題、信書の秘密の問題など、様々な論点がある。

本書状は、提出されていない恋文(ラブレターと言ってしまうより、趣があるように思う。)であること、当事者が双方共に故人であること、遺族がいること…等が、問題解決の手がかりとなりそうだ。

このように、ニュースの断片から、つまり、ある事実から、何が想定されるのか、どのような前提があれば、どう考えるのに合理的妥当性があるかなどと、思いをはせることが面白い。そうした遊び心の中に、実務に直結する、問題解決能力におけるスキルアップの鍵が隠されている。

「道」その2

再び、私が好きな「人生の道」について書き留めておこう。
徳川家康が遺訓を残している。
人生が辛くなったとき、とても励みになる言葉である。

人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし、心に望み起らば困窮したるときを思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え、勝つことばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る。
己を責めて人を責めるな、及ばざるは過ぎたるより勝れり。

【徳川家康公遺訓より】

意味:

「人の一生というものは、およそ重い荷を背負って、遠い道を行くようなものである。急いではいけない。
 不自由が当たり前と考えれば、不満などは生じない。心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。
 我慢することが無事に長く安らかでいられる基礎であり、「怒り」は敵と思え。
 勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険だ。
 自分の行いを反省し、人の責任を攻めるものではない。足りないほうが、やり過ぎてしまうよりは優れているといえよう。」

モラトリアムの終焉

厚生年金の加入逃れ対策、国税庁のデータ活用へ 厚労省(朝日新聞)

今までも厚生年金の加入強化が行われていたが、ついに行き着くところに近づいた感がある。
もはや加入すべき事業所が厚生年金の加入から逃れることは至難になるだろう。
対策としては、1.勤務形態を短くする。2.賃金を社会保険料を織り込んだ形で再設計する。3.外注(請負)の割合を増やす。といったところがまず思い浮かぶところだろうか。いずれも言うは易く行うは難しであるが。
中小零細企業に過重な負担となる社会保険の適用を強化することは、産業の発達を阻害しかねない危険性をはらんでいる。
社会保険労務士としては、顧問先を守るために、厚生年金の加入強化に正攻法で立ち向かえるよう指導していくしかない。

ヨーロピアンダイニングBitte

本日は永田町に所用で赴いたついでに、
ヨーロピアンダイニング Bitte(ビッテ)に立ち寄った。

BITTE

チキンの低温焼き カレークリームソースである。
一見、殺風景、胸肉の塊とその下に茹でたジャガイモと人参、そこにカレークリームをかけただけだが、シンプルで優しい味である。
チキンはハーブに漬け込んだものらしく味に深みを増している。
美味しい料理は人を元気にする、優しい味を食し思わず顔が綻ぶ河野順一であった。

政治の街にあって、心安らぐ店である。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ訪れていただきたい。

『アナ雪』興収250億円突破!

『アナ雪』250億円突破!『千と千尋の神隠し』以来13年ぶりの快挙(マイナビニュース)

夏というのに、『アナと雪の女王』(『アナ雪』というそうだ)が熱い。
店舗などで、バックミュージックとして流れることも多く、いたるところで「ありの~ままに~」と子供らがフレーズを口ずさんでいる。
お菓子売り場には、『アナ雪』がパッケージのポテトチップスやクッキーが並んでいる。
なぜこれほどまでに、『アナ雪』は人の心を魅了したのか。

私は未見のため、事務所の職員にその理由を訪ねてみると、

映像の美しさもさることながら、愛をテーマの基調としたストーリの中に、人の欲、慈しみ、笑い、勇気、献身、といった伏線がバランス良く配置されている。
また、挿入歌がストーリーとマッチし、爽快感を覚える。雪だるまらしくない、キャラクターのとぼけた台詞やしぐさが絶妙である。

と興奮気味に教えてくれた。

人を動員するには、それなりの理由があるということだ。
子供のみならず、大人も魅了するというこのアニメ、映画館では見られそうもないので、お盆休みにでもDVDで見てみるとするか。

中国産食品への不安

中国・期限切れ鶏肉:食品・流通、広がる不安 輸出量不明(毎日新聞)

いやはや、何を食べさせられているのかわからない。昔から、「商人は、半盗人」などといわれることもあったが、信義則はどこへ行ったのやら…。
品質保持期限を半月近く過ぎた鶏肉を混ぜてナゲットを生産し、不合格品を5%の割合で生産ラインに戻してミンチにしていた。期限を7カ月も過ぎた牛肉を使ったケースがあったとの報道に加え、従業員は、「期限切れを食べても死にはしない」と平然としていたそうだ。
そういえば数年前、日本でも、同様な報道がされていたように思う。
おそらく、今回の事件、これも氷山の一角だろう。消費者は、何をよりどころに商品を選べばいいのか困惑するばかりである。
そうした中、自衛手段としてまず考えられることが、リスクの分散だろうと思う。
偏った食生活を避けること、好き嫌いをせず、バランスよく何でも食べることだろう。

瀬戸内寂聴さん法話の庵、閉鎖へ

瀬戸内寂聴さん法話の庵、閉鎖へ 体調不良で(朝日新聞)

92歳の寂聴さんは、未だ現役で若輩者の私たちに元気を与え続けてくれている。しかし、お歳がお歳である。
心配な記事である。

寂聴さんはお若い頃、当時の社会の感覚を何十年も先取りしていたため、なかなか実力を正当に評価されていなかった。
しかし、世間に阿ることはせず、自分の感性を信じ、その意思に従い、真っ直ぐやってこられた方だ。

そうして、今、周りがやっと寂聴さんの斬新な考え方に追いつけるようになった。
女子の筋金入りの人生からの言葉は、付和雷同に陥りやすい現代人に心地よく、座禅でいえば、「警策」で叩かれたようなものだ。
萎えそうになっていた心が、シャキリとして元気を取り戻す。

いずれにしても、まだまだお元気でご活躍して頂きたい。
ちなみに、医師の日野原重明先生は、御年102歳。未だ、現役バリバリである。寂聴さんより10歳年長である。
私たちは、今しばらく、寂聴さんの「警策」に叩かれていたい。

紀州南高梅あんみつ

午前中に執筆のための資料を探しに書店巡りへ。
歩き回り疲れたので喫茶店に立ち寄ることにした。

コーヒーと南高梅

こういう時は甘味に限る、ということで「紀州南高梅あんみつ」を注文。

南高梅と河野順一

勢い良く食べる河野順一である。

喫茶店読書JK

やはり本が気になってしまうのであった…。

マレーシア機撃墜にロシアで献花

「私たちを許して」 マレーシア機撃墜、ロシアで献花(朝日新聞)

ロシアの、マレーシア大使館、オランダ大使館の前は、事故の犠牲者を悼むロシア国民からの顕花で埋め尽くされているという。
しかし、こうした国内での動きを、ロシアメディアは取り上げていないらしい。
血の通う人として、国民の意思表示の方が至ってまともである。
ロシア首脳部は、国民とのコンセンサスを得ずして、愚かにも、戦闘モードに突き進んでいくのだろうか。
一昔前と異なり、人々はどこにいてもインターネットなどを通じて、正しい情報が手に入りやすくなった。
よって、賢い国民の目は欺きにくい。
今回の事件は、国際社会のみならず、ロシア国民に対しても大きな波紋を与えた。

民法、120年ぶりの債権法改正へ

民法、契約ルールに新規定 消費者保護で改正原案、来月提示(ニコニコニュース)

民法の債権法分野の改正は120年ぶりとのこと。
改正の行方を注視したい。

河野順一と麻婆豆腐(11)

麻婆豆腐(菜香苑)

本日は「菜香苑」という店の麻婆豆腐を食した。
この店の麻婆豆腐はなかなかのものである。
口に入れた瞬間は「甘い」と思うのだが、しばらくして辛さが追いかけてくる。
辛さがまた甘さを欲しくさせ、甘さが辛さを引き立てる。
まさに美味さの拡大再生産となって私を惹きつける。
麻婆豆腐の世界は奥が深い。

☆☆☆☆☆☆☆

つづく

絶滅の危機に貧した動物たち

コアラ、パンダ、ゴリラは、もう動物園でしか見られない!?(日刊SPA!)

人間の強欲が引き起こした悲劇である。今、地球のそこここで、野生動物が生息できる場所が失われつつある。生態系が崩れ、地球環境の悪化が懸念される。

しかしながら、人類における生活レベルの向上と、環境保護の問題は、必ずしも二律背反ではない。まず、人々がこの問題を真摯に受け止め、自分には何ができるかを考えるところから始めなければならない。次世代の主役である、子供たちと共に語り合わなければならない。

こうしている、この瞬間にも、絶滅の危機に瀕した動物は、声なき悲痛な叫びをあげている。その声に耳を傾けなければならない。