北極海の海氷面積が縮小

北極海:今夏の海氷面積は過去6番目の小ささ(毎日新聞)
地球規模で、気候の歯車が狂ってきている。

結果の予測ができれば、回避措置を講じればよいのであるが、各国の既得権との絡みで、なかなか効果的な対策がとられてこなかった。
このことが、地球規模の気候を狂わす大きな一因になったといえるかもしれない。

地球や自然は気まぐれである。今後どうなっていくのか、人類にとっては不安材料の一つである。
だから、宇宙開発に活路を見い出そうとする立場も理解できる。

ところで、星の一生からすれば、人類のこれまでの営みは日が浅い。
地球誕生から現在までの46億年の歴史を1年365日のカレンダーで表したとき、ようやく大晦日12月31日、午前10時40分、類人猿から分かれた最初の猿人であるトゥーマイ猿人が登場し、 午後11時37分、現生人類(新人=ホモ・サピエンス)誕生したと紹介している参考文献がある。
さらに、個人の一生となれば、ほんの一瞬である。

大晦日の午前中に出現した人類が、それ以前の長い地球の歴史を安易に崩壊させてはいけない。
温暖化の元凶は人類のせいではなく、自然界における周期的なものである、との説もあるが、いずれにしても、人類が存続できる余地を残しつつ、科学の進歩に利便性を追求したいものである。

海氷面積が少なくなれば、溶けた水のせいで海の水位が上昇する。
海水が上昇することで、陸地の面積が減少する。陸地の面積が減れば、食物を栽培する耕地が減り、また、居住地も少なくなる。その結果、土地と、食べ物を巡って、近隣諸国との紛争が激化する・・・。

地球温暖化の先をシュミレートしていくと、なかなか明るい展望が開けない。

しかしながら、少なくとも子供たちには、より良い形で地球をバトンタッチしていきたいものである。

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