Archive for 河野順一の雑感

京都市バスに「最年少19歳の運転手が誕生!」規制緩和で実現

京都市バスに「最年少19歳の運転手が誕生!」規制緩和で実現(乗りものニュース)

若い力が、人手不足の業界に風穴を開けられればいい。
動機がいいではないか。
修学旅行で、親切にして貰った運転手に憧れ、
自分も同じようにしたくてこの仕事を選んだ。
その運転手、彼にとってのレジェンドは、子供の将来を決めてしまうほど、
プロ意識に徹した仕事をしていたのだろう。
どうせするなら、人に感動を与える仕事がいい。

19歳と言えば、
とりあえず大学に行けば、その先の道が開けるとばかりに、
遊学する若者が多い中、
自身の憧れに、就職を選ぶ道に男気を感じる。

それは仕事だから、長い間にはいろいろあるだろう。
思い通りにはいかず、人間関係で悩むこともある。

しかし、おかれた場所で咲けない人は、
どこへ行っても咲くことはできない。
仕事とは、生活の糧を得る場であると同時に、
人生に必要な事柄を体得する場でもある。
職場は、人生の学校である。

その昔、京都大学出身であり、雄弁で頭脳明晰な故大島渚監督は、
自身の学歴を卑下する、夫人で女優の小山明子氏にこう言ったという。
「君は、映画という学校で、立派に女優を学んでいるではないか。
学歴を気にすることはない」…と。
再度言う。
職場は、人生の学校なのである。
給料をもらいながら、学んでいるのである。

私が心の安らぎを覚える、京都の路線バスに配属された若きドライバー。
観光で彼の地を訪れた際には、
是非とも、彼がバス会社という学校で、
ドライバーを勉強している車に乗車してみたい。

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「音楽によって心一つに」が信念 世界の壁なくした小澤征爾さん死去

「音楽によって心一つに」が信念 世界の壁なくした小澤征爾さん死去(毎日新聞)

また一人、巨匠が旅立った。
88歳の人生。波乱万丈だった。

確かに、音楽には壁がない。
言語は異なるが、名曲には万国に共通する調べがある。
たった一回、二度と再現できないその時々の演奏に、
音楽家たちの、それまでの人生が凝縮する。

曲の中で、生き様が語られ、時代が語られ、思想が語られる。
だから、同じスコアでも、それを操るマエストロの解釈、感性によって、
音楽は全く異なる調べになる。

私は、ベートーベンの第5が特に好きだ。
ベートーベンの作品は、土に根付いた力強さを感じる。
ショパンや、リストに代表されるサロン音楽の華やかさと対照的に、
大地に密着した、人々の重厚な、生きるエネルギーを想う。

追悼ニュースで、小澤氏がその第5を振っている映像が流れた。
導入部分の、「ジャジャジャジャーン」のタクトの振りが印象的だ。
オーケストラの団員に投げる眼光鋭く、
リズムに合わせて息を止め、動き、
最後のフレーズで気持ちの高まりをぶつける。
そして静かに次の旋律につなげ、その状態を保ちつつ、
重なり合う音のうねりの中に、再び感情を爆発させる。

聴いている、見ているこちらまで、そのリズムに体が動いてしまう。
心をわしづかみされる。
それは、マエストロの人間性に魅了されたといっても過言ではない。

小澤氏の、日本で最高峰のオーケストラ、N響との軋轢はつとに有名だ。
それに奮起して、世界で活躍してしまうのだから、実に気骨の人だ。

音楽のジャンルで、
世界を結び付けることができる人が亡くなったということは、
日本、いや世界の損失であり、心が寂寞としている。

それもまた、「運命」か…。
この三連休、第5の聴き比べで、巨匠を追悼しようと思う。

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クマを4月中にも「指定管理鳥獣」に追加へ 伊藤環境大臣が明らかに

クマを4月中にも「指定管理鳥獣」に追加へ 伊藤環境大臣が明らかに(TBS NEWS DIG Powered by JNN)

今年は、冬眠しないクマが話題になっている。
環境の変化とともに、生物のライフスタイルも変化する。
山の乱開発が、クマの生息域を狭めてしまった。
食べるためには、生きていくためには、
どこにでも出没するし、季節もいとわない。

野生動物に、人間が定めるルールは通用しない。
結局、人間のご都合で無秩序に開発を進めた結果、
ブーメランのように、
人間が住みにくい環境として跳ね返ってきたにすぎない。

狼を駆除しすぎたときのように、
生態系を崩さない程度に、対策を打ってほしい。
何とも世知辛い世の中である。

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義理チョコ離れが鮮明に バレンタイン「職場の人に」渡すが過去最低 日本生命アンケート調査

義理チョコ離れが鮮明に バレンタイン「職場の人に」渡すが過去最低 日本生命アンケート調査(ABEMA TIMES)

時代は変わる。
菓子メーカーの戦略に乗る必要はない。
贈り物は、相手の喜ぶ顔が見たくて、心を込めて贈るに限る。

その点、オー・ヘンリーの、「賢者の贈り物」が心に残る。
自分が一番大切にしているものを、
相手の喜ぶ顔が見たくて贈り物としてさしだす。
結局は、お互いの贈り物は無用の長物になるのだが、
その、無垢な思いやりが読者の心を豊かにする。

このように、プレゼントは、少なくとも義理で贈るものではない。

とはいうものの、2月のデパートでは、様々な思考を凝らしたチョコが並ぶ。
多くの義理チョコをいただき、職員に配ったこともあった。
相当昔の商品で、おやじギャグの「島倉チョコ」は、頭から離れない。
島倉千代子が亡くなってから久しいから、
このパロディーを理解できる人も少ないだろう。
ちょっとした心の余裕、遊び心は、義理チョコの真骨頂だったように思う。

義理チョコが少なくなったということは、
景気が低迷する殺伐とした現代社会において、
人とのつながりも希薄になった裏返しでもある。
これはお歳暮、お中元、年賀状のやり取りにも言えることだ。

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「林真理子理事長は田中英寿・元理事長派に脅されている」“親友”和田秀樹氏が語る「日大理事辞任」の真相

「林真理子理事長は田中英寿・元理事長派に脅されている」“親友”和田秀樹氏が語る「日大理事辞任」の真相(SmartFLASH)

どのように体裁を繕っても、学内の闇は隠せない。
多勢に無勢。
林理事長は、よくやっていると思う。
ご自身の役職に体を張って挑んでいる。

その様子が今回の裁判劇にも見て取れるのだが、
持つべきものは友である。
語り部として、和田氏は林氏の立場を赤裸々にする。

マンモス校の経営陣は、牙城である。
そこへ、異端者である林理事長が就任した。
そのご苦労たるや、想像に易い。

風通しの良い組織改革。
言うは易いが、実行には困難が付きまとう。

田中前理事長が亡くなり、
新しい学長が選出され、組織が刷新されるのか。
ここからが、林理事長の正念場である。
健闘を祈る。

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2年ぶり積雪の東京都内、転倒などで40人救急搬送…4~92歳の男女

2年ぶり積雪の東京都内、転倒などで40人救急搬送…4~92歳の男女(読売新聞オンライン)

関東の朝、周囲は白銀の世界と化している。
汚いものをすべて白で覆いつくした風景は趣がある。

しかし、雪かきは大変だし、ノーマルタイヤでの自動車は走行はできない。
歩くにしても、慎重にしなければならない。

情報番組では、不要不急の外出を控えよと喚起し、
首都高はインターチェンジを閉鎖したりしている。
雪の上を歩くときはペンギン歩きで、橋のうえや建物の出入り口、
横断歩道の白線部分を特に気を付けること…らしい。

全国各地から集まった首都圏の大学生らは、
降雪の予報を聞き三者三様の感想を述べた。

雪がめったに降らない九州出身者… 「わーい。雪が積もる。」
雪がめったに降らない関東出身者… 「いい加減にしてくれよ。電車が止まるじゃないか。」
雪になれている北海道出身者 … 「えっ?そんなに簡単に電車止まるの?」

雪のことは、雪国に学べである。

午前中いっぱいは、雪の予報。
関東地方の今朝は、経済活動にどのような影響が出るのだろうか。

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震災で離ればなれになった親子、入試直前の子供たち「今やるべきことをやる」

震災で離ればなれになった親子、入試直前の子供たち「今やるべきことをやる」(中京テレビNEWS)

あの大地震から1か月が経過した。
当初わからなかった被害の大きさが、
時間の経過とともに明らかになっていく様は、
近代技術の粋を集める現実なのかと目を疑う。
自然災害を前にして、人の如何に非力であることを思い知らされる。

多くの方々が、それまでの生活と異なる不便を強いられているが
自治体も政府も、できることは限られており、
復興への道は入口状態ではないだろうか。

それでも、被災された方々は生きていかなければならない。
被災者であることを理由に、優遇されることばかりではない。

受験生がその最たる例だ。
非常事態でありながら、当初の目標通り、
入試の日に向けてコンディションを整えなければならない。
そうでなくとも、精神的に安定しない時期に、
被災、家族との別居、友達との集団生活、
何もかもが想定外な中での受験。

よく頑張っていると思う。
困難に立ち向かう強さが、彼らを一回りも二回りも成長させている。
大人になって振り返ったとき、
この経験が大きな自身に繋がっていることを願う。

置かれた場所で咲く。
「今やるべきことをやる」…心強い言葉だ。
諦めるのではなく、環境の変化にも動じない、
柔軟性を学んでほしい。

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吉野山で山伏ら「鬼も内」 金峯山寺蔵王堂で節分会

吉野山で山伏ら「鬼も内」 金峯山寺蔵王堂で節分会(共同通信)

「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息(つい)むことがない。」
この言葉は、釈尊の教説を伝える古い経典である、
『ダンマパダ』(法句経)に出ている言葉であるとされる。

恨みに恨みで報復すれば、いつまで経っても平和は訪れないという意味である。

今の、ウクライナとロシア
ハマスとイスラエル、
本日の報道では、
「米親イラン武装組織に報復 シリア・イラクの拠点空爆 民間人含む39人死亡」
との記事が、おおきく取りざたされている。

戦争は、
「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。」
の典型例である。

それにしても「全国から追い払われた鬼を招き入れる節分会」とは、
なんとも懐の深い行事だ。
「鬼は外」「福は家」は、今や昔。
悪い鬼も、改心させるために、家にいてくださいとは、なかなかならない。

たしかに、鬼という一括りで退治されてしまうには忍びない。
「泣いた赤鬼」、「おにたのぼうし」… 
こうした絵本に代表される優しい鬼もいる。
悪いところばかりを見る、排除の論理ではなく、
良いところに目を向けて、それを引き出す、改心させる。
職場でも、学校でも、コミュニティーにおいて必要な理念だ。

近所からも、豆をまくパラパラとする音が聞こえない。
恵方巻に代表される、商業ベースでの節分は盛んだが、
家庭レベルの伝統行事は衰退し、今は、鬼と人間は、
お互いの存在を認め合う、ウィンウィンの関係なのだろうか。

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ボクシング穴口一輝選手の死去、ストップの判断は「難しい試合」 ダウン1つ差で逆転の超僅差判定

ボクシング穴口一輝選手の死去、ストップの判断は「難しい試合」 ダウン1つ差で逆転の超僅差判定(THE ANSWER)

若い命がリングに散った。
ボクシングは、花形のスポーツだが、
一歩間違えれば今回のようなケースになる。

それでも観衆はボクシングを愛してやまないし、
チャンピオンを目指す若者も後を絶たない。

それだけ魅力があるスポーツなのだと思う。
リングの上で命を落とすことは、選手冥利に尽きるのか。
いや、不幸な事故は、可能な限り回避しなければならない。

「あしたのジョー」でも、矢吹ジョーとの対戦で力石徹が命を落とした。
悲しい限りである。

ちなみに一般には、
人を殴って傷害を負わせれば刑法第204条の傷害罪に、
運悪く死んでしまえば、刑法第205条の傷害致死罪の、
構成要件に当たる。

では、ボクシングはどうか。
正当な行為であれば、刑法35条により罰せられない。
ボクシングは
『人を殴るスポーツとして社会的に確立している』ため、
ルールを守って対戦した結果の出来事であれば、
罰則を問われることはない。

医師による、患者への手術も然りだ。

いくら罪に問われることがないといっても、
若い命を失ったことには変わりなく、
また、対戦相手も、一生、
事故のわだかまりが消えることはないだろう。
なかなか割り切れないものである。

穴口一輝選手のご冥福を祈る。

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新入社員

2月1日。
我が事務所に3人の女性新人社員が入社した。
みなさん、資格を目指して私の事務所の門をたたいた。
希望に胸弾む彼女たちを見ていると、
こちらの気持ちまで明るくなる。
一筋縄ではいかない資格挑戦だが、
目標を持っている人は実に生き生きしている。

それに引き換え、イヤイヤ仕事をする人の目は死んでいる。
そういう人は、夢もついえる。…致し方ない。

同じ仕事をするならば、楽しくしなければならない。
知らなかったことを知る喜び。
客に喜んでもらう喜び。
収入を得ながら得ることができる望外の喜び。

士業の仕事は、知識の切り売りだ。
頭の中の引き出しから、適材適所に、それらを駆使する。

初志貫徹。
最初の、この新鮮な気持ちを忘れず、
目標達成のため邁進してほしい。

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ロシア大統領選、唯一の侵攻反対候補が署名提出 選管が確認へ

ロシア大統領選、唯一の侵攻反対候補が署名提出 選管が確認へ(朝日新聞デジタル)

戦争が長引いている。
港着状態が続き、世界も支援疲れしている。
しかし、そもそも誰のための戦争か、大義は何か。

是々非々で物事が動かなくなると、理不尽がまかり通るようになる。
これではいけないと誰もが気付いているのに、
なかなか突破口が見つからない。

この間も、多くの命やインフラが犠牲になっている。
当初は大きな恐怖も、同じ状態が長引くと常態化し日常化する。
人々の心が麻痺し、鈍化する。

このような中、
ロシアの勇敢な国民たちが動き出した。
この動きが、歴史の大きなうねりに発展するのだろうか。
暴君の暴走に歯止めをかけることができるのだろうか。

世界が注目している。

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大阪城公園の梅林「今年の梅」が開花 2月中旬見頃へ

大阪城公園の梅林「今年の梅」が開花 2月中旬見頃へ(みんなの経済新聞ネットワーク)

明日から如月。
一頃に比べて日の出は早く、日の入りは遅くなった。
午後の日差しは、午睡を誘う小春日和である。

関東でも、チラホラ梅が開花している。
満開の梅の花に、鴬。
「ホ~ホケキョ」と、のどかな原風景だ。

幕末から戦前の歴史ベストセラー、
「日本外史」を書いた、頼山陽は、波乱万丈の人生を送っている。
その昔、「もう、頬杖はつかない」で、ベストセラー作家の仲間入りを果たした
見延典子氏の上下本、「頼山陽」は実に趣がある作品だった。

時代の最先端を行った、神童からの偉人、かつ異端児の人生には、
数多くの支援者が登場する。
自由奔放だが、情が深く、人々がほってはおけない、存在を、
近しい人間が、私と酷似していると評する。

その頼山陽が、老母や文人を引き連れて、
何度となく京や奈良の梅見に繰り出すシーンが描かれている。

自慢の大徳利に、丹醸を詰め、
大勢でワイワイガヤガヤ。
当時では珍しく、歌人の老母も飲酒していた。
もちろん、参加者が自然と短歌や和歌の掛け合いもする。
何と知的で、心和む集いであろう。

昔の人は、忙中閑あり、
平均寿命こそ短かったが、
人生を謳歌するすべを知っていたのかもしれない。
今年
今年は、梅見とシャレこもうか。

辛口の丹醸はすぐ手に入るとして、
その前に、歌の素養を身につけなければならない。

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富士山

IMG_2455

冬の富士山は、雪化粧をして美しい。

凛と澄んだ、空気の冬寒に、
霊峰は、誰の目も魅了してやまない。

東海道新幹線を利用する際、
必ず富士山側のシートを予約する。
どうせなら、行き帰りに、富士山を目に収めたい。

遠くで見れば美しい富士山も、
実際に登ると、その山の、その険しさに閉口する。

石は、ゴツゴツしており、なかなか前へ進めない。
一所懸命登るものの、なかなか美しい景色は開けてこない。
標高が高くなってくると、木々もなくなり、実に殺風景だ。
何度も途中で、前に進むのをやめたくなる。

人生の「上り坂」に似ている。

富士山は、遠くから眺めるものかもしれない。

しかし、意を決して前に進めなければ、頂上にたどり着けない。
絶景と評される御来光や、下界を望むことはできない。

つらつらとそんなことを考えていたら、
「ふるさとは遠きにありて思ふもの…」(室生犀星)
「ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」(石川啄木)
そんな詩歌が、浮かんできた。

富士山にあこがれて、上るも、眺めるも、
その人の心ひとつである。

富士山は、日本人の心、
日本人の故郷である。

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17歳 小田凱人 世界1位に快勝で全豪OP初V、四大大会3勝目達成<車いすテニス>

17歳 小田凱人 世界1位に快勝で全豪OP初V、四大大会3勝目達成<車いすテニス>(tennis365.net)

置かれた場所で咲く。
17歳の小田選手は、障害をものともせず快進撃を続ける。
車いすテニスのレジェンドだった、国枝慎吾氏の後継者だ。
すい星のごとく現れ、あれよあれよという間に頂点に君臨している。
将棋界の、藤井聡太竜王名人の登場に似ている。

ここにたどり着くまでには様々な葛藤を乗り越えてきたことだろう。
その経験が、小田選手の自信を裏打ちしている。

まだ17歳。しかし、王者の風格がある。
謙虚にして大胆、障害者のみならず、
国民の代表として、この国を牽引してもらいたい。

置かれた場所で咲く。
困難から逃げるのではなく、立ち向かうことで人は成長する。
上を見たらきりがない。
下を見てもきりがない。
今、自分がいる、その場で踏ん張る。

これが、本当の一所懸命だ。

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古都に早春の訪れ告げる 若草山の山焼き 奈良

古都に早春の訪れ告げる 若草山の山焼き 奈良(毎日新聞)

実に幻想的な風景だ。
間近で見たらなおさらだろう。
電飾の寒い光と異なり、炎には温かな輝きがある。
まだ外は随分と寒いが、これで春の準備が整った。

山焼きは、過日のアイスランドの溶岩を彷彿とさせる。
溶岩も、山焼きも、方向を間違えると脅威だが、
ギャラリーの立場からすると「美しい」。
その一言に尽きる。
炎の勢いは、エネルギッシュだ。

かつて一世を風靡した、有名なスポ根漫画、
「巨人の星」では、飛雄馬の眼が、一徹の眼が、いつも炎で燃えていた。

今、周囲を見渡して、残念ながら燃えている人は少ない。
むしろ、腐った魚のように目が死んでいる。返事が上の空だ。
仕事にしろ、趣味にしろ、
打ち込むものを、持たない人の特徴だ。
それでは、生きる屍ではないか。

燃える。
この躍動が、人々を目的に近づけるエネルギーであり、オーラである。
燃えること、それは若者だけの特権ではない。
いくつになっても、人は魂の炎を燃やすことができる。
永訣の日まで、そのような人生を送ろうではないか。

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