広島土砂災害:土石流、瞬間時速144キロも…専門家分析(毎日新聞)
大自然の猛威というが、土石流の瞬間時速が「144キロ」という数字を目にすると、もはや人間の抗しうるレベルではないことを痛感する。
「三十六計逃げるに如かず」とはいうが、逃げることすら許されない土石流に飲み込まれ、生命を落とされた方のご冥福をお祈りしたい。
そして、未だ行方不明の方々の捜索の進展を願うばかりだ。
逃げられないなら、どうするか。
「その時」に逃げられないのなら、事前に策を講じる他はない。
防災対策は予算も時間も膨大にかかるが、家族を失い、家を失った方々を姿を二度と見たくない。
かつてとは気候が変化し、集中豪雨の脅威は益々強まっている。
国民全体で「国土強靭化」への議論に取り組み、できるだけ早く対策に着手せねばならない。