Archive for 8月 2014

瞬間時速144キロの土石流

広島土砂災害:土石流、瞬間時速144キロも…専門家分析(毎日新聞)

大自然の猛威というが、土石流の瞬間時速が「144キロ」という数字を目にすると、もはや人間の抗しうるレベルではないことを痛感する。
「三十六計逃げるに如かず」とはいうが、逃げることすら許されない土石流に飲み込まれ、生命を落とされた方のご冥福をお祈りしたい。
そして、未だ行方不明の方々の捜索の進展を願うばかりだ。

逃げられないなら、どうするか。
「その時」に逃げられないのなら、事前に策を講じる他はない。
防災対策は予算も時間も膨大にかかるが、家族を失い、家を失った方々を姿を二度と見たくない。
かつてとは気候が変化し、集中豪雨の脅威は益々強まっている。
国民全体で「国土強靭化」への議論に取り組み、できるだけ早く対策に着手せねばならない。

買い物難民

「買い物難民」に宅配サービス…費用を国が支援(読売新聞)

いよいよ、「買い物難民」なる言葉が、社会に認知される時代がやって来た。
各地の商店街はシャッター通り化が目立って久しい。
地方の過疎地のみならず、街中でも買い物に不自由することが少なくない。

特に、一人暮らしの高齢者は、郊外のスーパーマーケットに車を走らせることができない。
重い荷物の上げ下ろしもままならない。
インターネットの利用もおぼつかない人は、電話が唯一頼みの綱となる。

そこで、一昔前では、考えられないようなビジネスが台頭することになる。

需要と供給。社会の仕組みが異なってくれば、そのバランスを調整する仕組みが不可欠になる。
「買い物難民」にとって宅配サービスの拡充は、便利になること間違いないが、こうしたビジネスが必要とされる社会背景に対し、そこはかとない寂寥感を感じる。

処分寸前だった救助犬「夢之丞」1人発見

<広島土砂災害>殺処分寸前だった救助犬「夢之丞」1人発見(毎日新聞)

「夢之丞」、よくやった。発見したのが生存者ではなかったが、お手柄である。
一度は人に捨てられたが、その過去を払拭し、今は人の役に立つ仕事に携わる。
ちょっとした運命のいたずらで、命拾いした子犬が、災害地で活躍している話題である。
また、捨て犬に対し、深い愛情を持って接し、救助犬に育て上げるNPOの方々の地道な活動には、本当に頭が下がる。
この世に「生」を受けるということは、何かしらの使命を与えられ、気の遠くなるような倍率を勝ち得て誕生した、選ばれし者である。
それは、人も、動物も、生きとし生けるもの全てに共通の摂理であると思う。
だから、命は大切なのである。
だから、命を全うしなければならない。
だから、人の命も、動物の命も、守らなければならない。

極当たり前のことを、救助犬「夢之丞」が再認識させてくれた。ありがとう、「夢之丞」。

「軍師官兵衛」視聴率急落

「軍師官兵衛」視聴率急落13・0%(デイリースポーツ)

「軍師官兵衛」は毎週楽しみに見ているが、この視聴率急落には頷ける点もある。
真相は分からないが、急落の理由は、「本能寺の変」「中国大返し」というクライマックスを迎えた後の展開の描き方があまりにも大雑把すぎた面もあると思われる。
黒田官兵衛の物語だから、主人公が登場しない、あるいは絡まない場面はできるだけ描きたくないのかもしれないが、
たとえば「清州会議」など、秀吉が天下人に上り詰めていく過程はもっと丁寧に描くべきであったと思う。
今後、「小田原征伐」や「朝鮮出兵」「関ヶ原の戦い」といった場面をどう描いていくのか、
視聴率は盛り返すか否かも含めて注目したい。

代々木ゼミナール閉鎖の衝撃

代ゼミ閉鎖方針、生徒らに衝撃「何とか合格を」(読売新聞)

代ゼミ、センター試験の自己採点集計も中止へ(読売新聞)

大手の代々木ゼミナールが拠点を大幅に縮小したり、全国模擬試験を廃止したりすると聞いて、時代が大きく変わるのを実感させられた。

閉鎖予定の校舎で学んでいる代々木ゼミナール生が受けたショックは大きいだろうが、合格という志を実現するために、勉強に打ち込んでほしい。
代々木ゼミナールも、生徒のバックアップを怠ることのないようにしてもらいたい。

確固たる制裁措置を

<ウクライナ>露の支援トラック引き返す 積み荷は降ろす(毎日新聞)

実に訳の分からないことをする国である。国際社会の非難をかわしたつもりでも、愚行の記憶は人々の脳裏に鮮明に焼付いている。

もう、消すことはできない。

善意、支援などと言われても、敵対する国からの思惑は、「はいそうですか。」と、額面通り受け取れるものではない。

227台のトラックは、国際社会に秘密にしなければならない特命を受けていたに違いないと穿った見方をされても致し方あるまい。

礼には礼を、非礼には非礼を、傍若無人を平然と行う国に対しては、国際社会が、世論が一致団結し、確固たる制裁措置を行わなければ、秩序が維持できない。

これは何も国家レベルに限ったものではない。身近な出来事にも共通する、万国共通のセオリーである。

高橋由伸選手の弔い弾

亡き父に届け…G由伸弔い弾で巨人60勝一番乗り「いい供養になったかな」(デイリースポーツ)

やはり大物は、言うこともやることも違う。人と違うから大物になれるのだろう。

父親の告別式の直後、すぐに結果を出すことができるのは、日頃の練習の賜物と、ブレない精神力の凄さだと思う。

物事に動じない精神力の強さに、由伸ファンはもちろんのこと、この記事に接した皆が感動した。

「音楽は言葉を超える」

不器用な父が、結婚披露宴で届けたいメッセージ。「音楽は言葉を超える」。

皆さんはもうご覧になったか?
東山堂がYouTubeで公開しているCM動画が、再生回数180万回を超え、日本のみならず世界中の人に感動を与えている。

「音楽は言葉を超える」。この命題は正しいと思う。
受け手がまっさらな気持ちで音楽に接すると、心の琴線に触れることを、少なからず私自身も身をもって体感している。
それは、時代を超え、国を超え、老若男女、誰でもが体感することができる人類普遍の共通言語と言っても過言ではない。

ラフマニノフ、ショパン、そしてベートーベンの人生への、社会への、怒りと悲しみ、そして苦悩。しかし、その苦悩の中で見出した一時の安らぎ、一筋の希望の光、感謝。楽曲のうねりの中で、聞く者は感情の抑揚が演奏者を通して、作り手に同化する。

しかし、このCMの父親は、全くのピアノ初心者。しかし、家族として共に過ごしたかけがえのない時間が、バッハの「カノン」、その曲に凝縮されている。どんな言葉より、伝えたい相手の心に、言わんとするメッセージがストレートに響く。
見る者の心を癒す。

憎い演出である。
そして、ますます、音楽に親しみたくなるCMだ。
まだご覧になっていない方は、必見である。

被災地の空き巣

被災地で空き巣相次ぐ=警察が注意喚起―広島市(時事通信)

外国では当たり前のことなのだろうが、こうした記事に触れると、実に情けない。
背に腹は代えられないとは言うものの、人間の醜さを感じずにはいられない。
困った時はお互い様。
わが国は、こうした相互扶助の精神が、国民の遺伝子の土台にあるからこそ、国民皆保険が実現されたのではないか。
外国人の仕業とも考えられるが、人の弱みに付け込んで、少しばかり自分が良い思いをしたところで、所詮「あぶく銭」である。
額に汗し、目に涙し、コツコツコツコツ稼いだ金とはその本質を異にする。
よって、たとえ盗品を手にしたとしても、盗人の生活様式が根本から変わることはない。
「あぶく銭」が消えれば、また次の悪事に手を染めることだろう。
いずれにしても、勤勉に勝るものはない。

被災された方々の心を慮ると、本当にやるせない気持ちになる。

河野順一とカレー(1)

カレー

多忙を極める中カレーを食した。
忙しいときはカレー。
注文してすぐに出てこないカレーはカレーではない。

西田敏行さんや秋元康さんら講師に

西田敏行さんや秋元康さんら講師に 小泉氏が発表(ANN)

確かに、復興の目玉になりそうだ。着眼点がよい。小泉Jr.も、父親譲りでいつも話題の中心にいる。

しかし、有名人の講師らが授業をするのは、来年4月に福島県双葉郡に開校する予定の中高一貫校でのこと。震災から3年半、原発のその後が、見えにくいと感じている人は少なくないだろう。現状において、素人が考えても、放射能物質が減少しているとは考えにくい。

アイディアは素晴らしいと思うが、物理的な安全性が確保されていない中で、本当に子供たちが安全に学ぶ環境であるのか、一番気になるところはその問題である。

いよいよ社会保険労務士試験

明日8月24日(日)は社会保険労務士試験の試験日である。

拙著「力の3000題」の読者からも、試験に向けての決意が書かれたお手紙が届いている。

その一つ一つにお返事を差し上げることはできないが、この場を借りて受験生の皆さんに励ましの言葉を贈ることとさせていただく。

あと1日を、あせらず、落ち着いて、基本事項を見直しつつ過ごそう。
睡眠もしっかり取ろう。

成功は貴方の意志の中にある

運命の日を、必ず合格するという強い決意で迎えてほしい。
暑い中、試験場に着くまでの間の水分補給も忘れずに。
そして、最後まで諦めずに戦い抜いてほしい。

社会保険労務士の世界で、合格証を手にした皆さんを待っている。

脳梗塞患者を搬送中の救急車に自転車投げつける

脳梗塞患者を搬送中の救急車に自転車投げつける 40歳男逮捕(FNN)

「救急車の音がうるさい」といって、患者を搬送中の救急車に自転車を投げてしまう人間。

世も末だと感じるのは、何も私だけではあるまい。搬送されている人の、命に別条がなかったことは不幸中の幸いである。

そうした行為が良いことなのか、悪いことなのか、小学生でもわかるはずだ。無職で、人生が思うように行かず、暑さでカリカリしているからといって、して良いことと悪いことの判別がつかなくなるようでは、その人はますます人生の選択肢を狭めることになる。

人生、腐ったらおしまいである。人に喜ばれることをすれば、運が開け、他方、嫌がらせをすれば、運気が下がる。これは、正真正銘、物理の法則である。

犬を飼うと若返る?

驚異のアンチエイジング効果!「犬を飼うと10歳若返る」ことが判明(美レンジャー)

犬好きにとっては朗報。大好きな犬と一緒に暮らしてアンチエイジングなら、こんなに嬉しいことはない。

ところで、みなさんは、「アニマルセラピー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは、動物を治療の一部として介在させることにより、患者の身体的、精神的、社会的機能の回復を目的とする医療行為の一種である。使われる動物は犬だったり、ウサギだったり、またイルカだったりする。精神分析学の創始者・ジークムントフロイトが、患者にリラックスしてしゃべらせるため、自分の傍らにチャウチャウ(犬の種類。)を座らせて診察に当たったという話は有名である。

犬は、面倒を見なければならないので、忙しい人にとって飼育は負担に思えるだろう。しかし、犬が与えてくれる、精神的な安らぎ、癒し、アンチエイジングといった効用を考えると、飼わない手はない。2匹飼えば、20歳、3匹飼えば30歳若返える・・・・そうは、うまくいかないだろう。

春木屋

私が長年通い詰め、愛してやまない
「荻窪中華そば 春木屋」
を訪ねてきた。
春木屋外観.jpg
昭和二十四年創業の、伝統ある有名店である。
春木屋.jpg
「ちゃーしゅー麺」を注文し、無心で麺をすすり、代金を払って店を出る。
そんな夕刻であった。