Posted on 2016年5月17日
by 河野順一
囲碁・井山7冠「すごいのひと言」同年齢の錦織称賛(日刊スポーツ)
すごい人の考え方は、やはりすごい。
謙虚であり、向上心があり、貪欲である。
井山7冠が手に持つ「揮毫」の意味は、正法眼蔵随聞記にもあった。
なるほど。
限りある時間(寿命)は、大切に使わなければならない。
以下、
http://www.ohara.ac.jp/greening/meiku/meiku52.html
より引用
正法眼蔵随聞記より
学道の人、寸陰を惜しむべし。
【意】 学問(仏道)を志す人は、寸暇を惜しむべきである。
【解】 道元禅師はこの言葉に続いて、次のように述べています。
「人の一生は露のごとく消え易い。日時は速やかに過ぎ去る。ひと時も無駄にせずに志の実現に意を注ぐべきである。余分なことと関わりを持つべきでない。ただひたすらに学道の道を志すべきである。この頃の人は、父母の恩愛を捨てられない。主君の命に背けない。妻子や家族と離れられない。家族の生計が心配である。世間の人から非難される。貧しくて出家のための道具が準備できない。更に自分は非器(能力不足)で学問修行に耐えられないという。いろいろな言い訳をして学道の志を実現しない。世間並みの金と色の貪りに埋もれ、一生を台なしにし、棺桶に入る直前になって後悔する」と。
「光陰矢の如し」とありますが、光陰とは過ぎ去る一限人生の時間であり、掲句の「寸陰を惜しむ」とは一限人生のちょっとした時間つまり寸暇を惜しむように大切にすることです。道元禅師は刻々と消滅していく残りの日々を自覚して、寸陰の充実活用を説くのです。
「晩年の 残りし日々に 知る惜陰」(巌海)
□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□
にほんブログ村