クルーズ船、全員検査は是か非か 揺れる政府の見解

クルーズ船、全員検査は是か非か 揺れる政府の見解(産経新聞)

まさに人権と人権のぶつかり合いだ。
最大多数の、最大幸福。
クルーズ船の乗客乗員の人権と、日本国内にいる人の人権だ。
たまたま、豪華客船の乗り合わせた香港人が、コロナウィルスに感染していた。
狭い空間を共有していた、その他の乗客らに、
ウィルスが感染している可能性は濃厚だ。
したがって、その可能性がある乗客乗員全員を船に隔離しておく。
日本にいる人にとっては、ありがたい措置である。
感染のリスクが減る。
しかし、クルーズ船の乗客乗員は、
そのすべての方がウィルスのキャリアというわけではないはずだ。
狭い空間に閉じ込められ、自由がなく、部屋の掃除もされず、
栄養状態も悪く、さらには持病の薬を調達することもままならない状態で、
自らが感染しているのか否か、そのリスクにおびえながら、
解放される日を待たなければならない。
ご高齢の方が多いと聞く。
ご本にはもとより、ご家族をはじめとして、本当に心配である。
これまで、このような事案がなかっただけに、政府の対応も後手後手だ。
しかし、自国ではないにしても、エボラ出血熱やSARSなどの流行に際し
いくらでも想定できる機会はあったはずだ。
リスクヘッジにかかるシュミレーションは、
平時に策定しておかなければならないことを痛切に感じる。
(これは労務管理においても同じであるが…)
いずれにしても関係者の置かれた過酷な状況を心配しつつ、
今は、一日も早い終息を願う。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ</a><br /><a href=にほんブログ村

Comments are closed.