古時計

購入してから50年になるだろうか…。
古時計が命を吹き返した。
大きな、大理石をあしらったロシア時計。
当時、亡き妻と共に大枚をはたいて手に入れたアンティーク品だ。
勿論、ぜんまい式で、大きなねじでバネをまく。
常にこれを動かすためには、ひと手間かかるわけだが、
デジタル音に囲まれた私たちの生活に、安らぎの音を放つ。
自己主張せず、ひたすら己の役割を果たす、時の刻印。
体に似合わぬ小さな音で、チクタクチクタク、等間隔に時を刻む。
30分毎に、ロンドンのビッグベンをコンパクトにしたような、
心に染み入る音を放つ。
また1時間ごとに、微妙に変化をつけた音を響かせる。
実に落ち着く時だ。
なぜ、このような逸品を長いこと寝かせてしまったのだろうか。
利便性にかまけて、
私たちは、実は大切なものを数多く置き忘れてしまっているように思う。
ほんのひと手間で安らぎが確保できるのならば、
それをしない手はない。
これからの人生、私はこの時計と共に歩む。

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