瓜田に履を納れず

「瓜田に履を納れず」は「かでんにくつをいれず」と読み、「瓜田之履」と短縮して四字熟語の形で用いられることもある。他人様から疑いを持たれるような言動をしないようにと戒めた故事成語。

「瓜田」とは瓜(ウリ)畑のことを、「履を納れ」とは靴に足を入れることを指した言葉。瓜畑のなかでかがみこみ靴を履き直していると、まるで瓜を取っているように見える。

実際に悪いことはしていなくとも、疑いを招くような行動は最初からするべきではないということを教えたことわざが、「瓜田に履をいれず」ということになる。

なお、これに近い言葉として、「李下に冠を正さず」という言葉がある。
これは、李(すもも)の木の下で冠を被り直せば、
李を盗むと疑われるということから、
他人様から疑いを持たれるような言動をしないようにと戒めたものである。

後から、「あの行為は紛らわしかったです」といったところで、後の祭りだ。
信頼を勝ち得るには、長い時間がかかる。
しかし、その信頼を瓦解するのは一時である。
自身の言動には十分注意をして臨みたい。

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