「楢山節考」

“ラテンの女王”坂本スミ子さん逝く 84歳、主演映画「楢山節考」でパルムドール受賞
楢山節考(ウィキペディア)

「楢山節考」の主演を務めた
坂本スミ子さんの訃報に触れた。
ああ、また一つの時代が終わったと思う。

「楢山節考」は、姥捨て山の話でる。
昔の日本は、貧しかった。
子供が生まれても、慣行として間引きがあった。
また、一定の年齢に達すると、老人は山に捨てられた。
いずれも、貧困ゆえの食い扶持減らしだ。
一般に生産効率の悪い、子供や年寄りが犠牲を強いられた。
同じ年齢でも、個体差があるため、
一律に「老人」ということにはならない。
しかし、どこかで線を引かなければ、
食糧難の村人が生活を維持できない。
悲しい現実である。

若かりし日の、緒形拳さんが息子を演じ、
撮影当時45歳の坂本スミ子さんは、役作りのために前歯を抜いて老婆を演じた。
息子に背負われ、荒涼とした山道を黙々と進むシーンは、
涙なしではとても見られなかった。
山行きは、70歳という村の掟を毅然と受け入れる母と、
愛する母を失いたくない息子の葛藤。
その対比が、狂おしいほど切ない。

気が付けば、今年75歳の私は、
とうに捨てられていてもおかしくない年齢だ。
生涯現役を標榜する私にとって、「楢山節考」は身につまされる。
今を、生きることが可能な幸せに感謝しつつ、
最大限生産性をあげられるよう、日々精進したい。
役作りに余念がなかった、坂本スミ子さんに合掌。

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