がん患者と向きあう管理栄養士の心温まる逆転劇

がん患者と向きあう管理栄養士の心温まる逆転劇(NHK)

平均、入所後3週間で他界するというホスピスで、
1か月に一度の、食べたいものを作ってくれるサービス。
それでは、一度も食べられない人があるわけで、
それを一週間に一度にした管理栄養士。
個別にオーダーを取り、元、和食のシェフが
調理人として腕を振るう食事を提供する。
食材は、食事を提供するその日に、
シェフ自らが市場に買い付けに行き、
下ごしらえから手を抜かない。
末期がんの患者が、本来、何も食せないほどやせ衰えた体を起こし、
嬉しそうに、最後の食事を家族とほおばる姿は涙なくして見られなかった。

人から喜ばれ、感謝される仕事をしている人は美しい。
大きな病院は、いまだ山崎豊子の「白い巨塔」に凝縮された、
医師を軸とした縦割り社会のイメージが強い。
しかし、この主人公である管理栄養士は、ご自身の努力は勿論のこと、
周囲が彼女の活躍を後押しした。
患者中心の姿勢が、病院の評判を上げる。

入院患者の一番の楽しみは食事。
その食事が、つい最近まで、「出される夕飯の時間は早い」、「まずい」、「冷たい」。
器は、メラミンの、温かみがない動物園の動物に出されるエサの容器に等しい。
これでは、ただでさえ、病で気力を失っている患者の生気を奪う。
せめて、最大の楽しみを、人間の尊厳として支えたい。

食は、その人のヒストリーといっても過言ではない。
母親の、慣れ親しんだ、愛情のスパイスが隠し味の味噌汁。
中高の弁当には欠かさず、父が作ってくれた手の込んだのり弁。
仕事で落ち込んだ時に、いつも冷蔵庫に入っている母親特製のババロア。
それを食しているときは、当然のことが、
作り手が亡くなったとき、原風景とともに懐かしい大切な思い出になる。

ホスピスで最後の時を迎えようとしている人だからこそ、
慣れ親しんだ食事とともに、大切な時間を懐古する願望が強い。
病院の都合で、マンパワーが足りないことを理由に、
そうした望みを一切聞いてこなかった反省を、
今、改革する病院が現われ始めた。
ああ、少しくらい金額が高くても、最期に人としての尊厳を
満たしてくれる病院があったら、間違いなく、そこを選びたい。
そう思わせてくれる、病院であり、管理栄養士の偉業だった。

あなたは、最後ら何を食べたいですか。
どこの病院も、当たり前に、
些細で、かつ、大きな望みを叶えてくれるようになってほしい。

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