費用8億円超は国が負担 知床観光船「飽和潜水」で船内外を捜索へ

費用8億円超は国が負担 知床観光船「飽和潜水」で船内外を捜索へ(日テレNEWS)

痛ましい事件である。
若いカップルが、女性の誕生日にプロポーズをと選んだ場所が船上だった。
そして、はかなくも、将来の夢を絶たれてしまった。
幸福の絶頂からの急転直下。彼らに非はない。
残された、最愛の人への手紙が人々の涙を誘う。
また、シニア男性は、沈没直前、
長年連れ添った妻に感謝の気持ちを電話していた。
乗船していた26人には、それぞれの人生があり、周囲には最愛の人達がいた。
未だ、ご家族の安否が不明な方々は、
対面されるまで、一日千秋の思いでおられるのだろう。

この船の引き上げに、8億円超の国費が投下される。
一企業が引き起こした善管注意義務違反に、この金額だ。
監視を怠った国の責任も大きい。
安全管理は、常に後手後手に回り、
尊い人命を失って、反省からの整備である。
船の引き上げに8億円が必要ならば、
その金員を用いて予防に使ってほしかった。
この事件は、氷山の一角に過ぎない。
しかし、君子危うきに近寄らず…では、何の解決にもつながらない。

国に求めることは、利用する客側が、
提供されるサービスを見極めやすい指標を構築してほしい。
たとえば、安全管理のための立ち入り調査の強化、
従業員の習熟度の公表、
過去の事故回数の開示など、
会社に安全管理を徹底させるための指標を作り、
情報開示をしなければならないと思う。
そして、そのサービスを利用するか否かは、
客に判断を任せればよい。
安全管理がずさんな会社は、自然淘汰されていくだろう。

事件に合われた方々とそのご家族のお気持ちを考えると
なんともやるせない気持ちに、心が沈む。

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