医師で菊池寛賞の近藤誠氏死去 「医者に殺されない47の心得」(共同通信)
健康診断はしてはならない。
病気にさせられる。
癌は切ってはならない。
切って治るガンは「がんもどき」。
がんもどきで、人は死なない。放置するのが一番。
教授になっておかしくない実績があるドクターは、
慶応大医学部で、専任講師のまま退官を迎えた。
退官まで慶応大学に居続けたのは、
自らの考え方に真っ向から対立する業界への意地だったと、
何かの著書で読んだ記憶がある。
気骨ある人が、また一人逝ってしまった。
医師でありながら、医療業界の常識を真っ向から批判する生き方は、
苦難の連続だったに違いない。
しかし、是々非々を言う人間がいるからこそ、
社会はバランスを保てるのである。
業界に媚びを売らない生き方を、選択するか、しないか。
大半の人は、寄らば大樹の陰、
長いものに巻かれろ式の生き方をして、
村社会で守られながら生きている。
とはいうものの、それができる人とできない人がいる。
できない人は、どんな偉業を成したとて、叙勲1つもらえない。
だが、人の心に残るのは、人と異なる偉業を成した人だと思う。
自分が納得いく生き方ができた人だと思う。
そうした視点からすれば、近藤先生の生き方は、随所に共感するものがある。
73歳で亡くなるのは惜しい。
長生きをして、忌憚ない意見を、
社会に、もっと物申してほしかった。
ご冥福をお祈りしたい。
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