ジャニーズ事務所の謝罪は「遅すぎた」「35点」 専門家から厳しい評価相次ぐ(産経新聞)
エンターテインメント業界に、長く君臨してきた
「ジャニーズ事務所」の実態が、白日の下にさらされつつある。
これまで、可能だった火消しが出来なくなったということは、
事務所の、業界における求心力が弱まったということに尽きる。
古くは、1981年に、文春がこの問題を取り上げ、
その後名誉毀損の裁判沙汰になり、
2004年には、
最高裁で「セクハラについての記事の重要部分は真実と認定する」との判決を下した。
しかし、この裁判の結果どころか、
そもそもの「文春」報道自体、主要メディアは忖度してほとんど取り上げなかったため、
ジャニー氏が大々的にバッシングを浴びることもなかったという。
今回、外圧でそれが動いた。
イギリスの「BBC」が、
ドキュメンタリー番組として正面からこの問題を取り上げたからだ。
これから、これまで秘匿されてきた様々な事実が明らかになっていくことだろう。
外圧からの波紋は大きい。
デビューを夢見て、被害にあったタレントの忍従はいかばかりかと考える。
中には、極貧の生活から、家族を支えるために身売り同然、
事務所に身を預けた少年もいたと聞く。
それがすべてではないにしても、
虚像を信じて、青春をささげたファンの時間と経費を考えると憤懣やるかたない。
長きにわたり、そうした体制を良しとしてきた業界の甘さ、
そうした事実の端緒を知りながら、報道してこなかったマスコミ業界の甘さ、
そうした事務所のタレントをこぞって広告に起用した企業の無知、
事務所を取り巻くすべての業界が責任を問われる。
加害の張本人が鬼籍に入った後に、
これだけ大騒動になることも、憤懣やるかたない。
一見華やかな芸能界の裏事情。
社会の非常識を、常識としてきた付けは重い。
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