インバウンドの回復をよろこんでいる場合でない その陰で起きているもっと怖いこと

インバウンドの回復をよろこんでいる場合でない その陰で起きているもっと怖いこと(デイリー新潮)

どこへ行っても外国人観光客でごった返している。
都内のホテルは、素泊まりで1泊1万円以上がざらとなっている。
1杯、3,000円のラーメン店にも、外国人の行列ができるという。

円安で、インバウンドが加速しているのだ。
コロナで低迷していた観光業界、飲食店は嬉しい悲鳴を上げている。
解雇になった従業員を呼び戻し、
ホテルの清掃作業員の時給も2,000円などというから驚きだ。

これを、真の意味で「好景気」と呼べるのか。
残念ながら、バブルの時と変わらない。
このままでは、待っているのは、次の闇、
ブラックホールだ。

低賃金で、伸び率が悪いその他大勢の国民は、
海外旅行のみならず、国内旅行にすら行けなくなる。
だから国内の観光地で目立つのは、海外からの人達なのだ。
全体の7割から8割だというから、多言語が飛び交う場所は、
どこの国なのかわからなくなっている。

にわか景気に沸き立つ観光地も、
ただ、円安の恩恵で活気を維持しているのであれば、
「濡れで手に粟」の美味しすぎる商売である。
たしかに、今は、良いだろう。

経済は、観光だけで回っていくものではないから、
その他の業種も、同じようなクオリティーが要求される。

ホテルや、旅館を考えてみよう。
食材を供給する会社、それを生産する会社、
寝具を扱う会社、食器を扱う会社、
シャンプーや、化粧品を扱う会社、
地域の土産物を売る商店、
そうした商店のディスプレーを支える会社、
建物の内装を扱う会社、警備を担当する会社、
寝具のクリーニングを行う会社、物流の会社…
そうしたすべての会社を支える技術者や、
従業員が安心して暮らす社会がなければ、
早晩、その先にある観光もすたる。
風が吹けば、桶屋が儲かる式である。

良質なサービスや魅力を感じなければ、
インバウンドの客は、間違いなく新天地を求めるだろう。

したがって、高度成長期の日本がそうだったように、
右肩上がりの経済成長を望むには、
オンリーワンの、技術を高める「努力」が不可欠なのだ。

仮想通貨だの、ユーチューバーだの、
事業継承だの、といった分野も、確かに不要とは言わないが、
安易に大きな金が動く業種には注意が必要と言えるだろう。

労働の基本は、「勤勉」である。
その鉄則を忘れてはならない。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

Comments are closed.