「音楽によって心一つに」が信念 世界の壁なくした小澤征爾さん死去

「音楽によって心一つに」が信念 世界の壁なくした小澤征爾さん死去(毎日新聞)

また一人、巨匠が旅立った。
88歳の人生。波乱万丈だった。

確かに、音楽には壁がない。
言語は異なるが、名曲には万国に共通する調べがある。
たった一回、二度と再現できないその時々の演奏に、
音楽家たちの、それまでの人生が凝縮する。

曲の中で、生き様が語られ、時代が語られ、思想が語られる。
だから、同じスコアでも、それを操るマエストロの解釈、感性によって、
音楽は全く異なる調べになる。

私は、ベートーベンの第5が特に好きだ。
ベートーベンの作品は、土に根付いた力強さを感じる。
ショパンや、リストに代表されるサロン音楽の華やかさと対照的に、
大地に密着した、人々の重厚な、生きるエネルギーを想う。

追悼ニュースで、小澤氏がその第5を振っている映像が流れた。
導入部分の、「ジャジャジャジャーン」のタクトの振りが印象的だ。
オーケストラの団員に投げる眼光鋭く、
リズムに合わせて息を止め、動き、
最後のフレーズで気持ちの高まりをぶつける。
そして静かに次の旋律につなげ、その状態を保ちつつ、
重なり合う音のうねりの中に、再び感情を爆発させる。

聴いている、見ているこちらまで、そのリズムに体が動いてしまう。
心をわしづかみされる。
それは、マエストロの人間性に魅了されたといっても過言ではない。

小澤氏の、日本で最高峰のオーケストラ、N響との軋轢はつとに有名だ。
それに奮起して、世界で活躍してしまうのだから、実に気骨の人だ。

音楽のジャンルで、
世界を結び付けることができる人が亡くなったということは、
日本、いや世界の損失であり、心が寂寞としている。

それもまた、「運命」か…。
この三連休、第5の聴き比べで、巨匠を追悼しようと思う。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


社会保険労務士 ブログランキングへ </a><br /><a href=社会保険労務士 ブログランキングへ

Comments are closed.