800メートル5度Vのモンタノ 妊娠9カ月も全米陸上で激走(スポニチ)
妊娠9か月といえども、
その走りは、躍動感あふれるサバンナの草食動物そのものである。
人は、「妊婦が全力疾走するなどとんでもない」
と異口同音に言うだろう。
しかし、トップアスリートが自己責任において、意思決定することに、
周囲は口を挟む余地はない。
むしろ、胎教に良いのかもしれない。
野生動物は、臨月間近だからとの理由で、「走行禁止」の令は出されまい。
そんな命令が出されたら、天敵の格好の餌食だ。
「これをしてはいけない」「あれをしてはいけない」
安全が配慮され、人権の保障が行き届いた人間社会は、
自己決定や自己責任を無視した、予防的・保護的な制約が多すぎるように思う。
そのような行き過ぎた制約の結果、やらない前から及び腰の人間が、少なからず作られてしまうのかもしれない。
巷に、もっと、野性味あふれる、ワイルドな人物が多くて良いと思う。