ベネッセ原田氏の苦境

影を潜める“原田マジック” ベネッセが迎え入れた救世主が迷走(産経新聞)

日本マクドナルドを再建した原田氏。期待が大きいだけに、トップの采配に社会の耳目が向く。就任早々のドタバタ劇に、トップの精彩を欠くと酷評されている。
業界の枠を超えて、二匹目のドジョウは居るのか?
その点、JAL再建の稲盛和夫氏の業績は名高いものといえよう。氏は現在、日本航空名誉会長。また、経済成長率が低迷し、大きな経営方針の転換を迫られる中国において、その経営理念が尊重され、ブームにさえなっているという。つまり、日本で長きにわたりブレイクした経営理念が、今度は対日感情がよくない中国において認められ、訪中の際、同氏を下へも置かない待遇をしているという。
世の成功者を見ていると、実力だけで語りきれない何かがあるように思う。おそらく、それが「運」なのだろう。「果報は寝て待って」いても、なかなか訪れない。「人事を尽くして天命を待つ」、逆境に陥った際のスタンスは、やはりこれだろう。
原田氏には、現在の境遇をバネに頑張ってほしいと思う。

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