冤罪事件の恐ろしさ

懲役12年確定も“事件存在せず”男性釈放(日本テレビ系)

<大阪地検>冤罪で受刑者を釈放…被害者証言翻す(毎日新聞)

怖い話である。男性は、要注意である。

本件は、「強姦の罪などで懲役12年が確定した、現在服役中の男性が、今年9月に再審請求し検察が改めて捜査をしたところ、被害者の女性と事件の目撃者の供述が虚偽で事件自体も存在しないことが分かった。」

というものである。勿論、男性は、速釈放。しかし、既に3年半の服役をしているという。

報道の内容からでは、被害者とされていた女性が、何故このような狂言事件を起こしたのか、その目的は定かではない。

しかし確実に言えることは、男性にとって大切な人生が狂わされたということ。たまったものではない。

しかも、男性は終始一貫して無実を主張し続けていたという。

おそらく、被害者を装っていた女性は、男性に対する何らかの私怨があったのだろう。

また、社会は「およそ女性が、強姦されたなどとウソをつくはずがない」とする根拠なき固定観念(「希望的観測」と言い換えても良い)を前提に、

警察も、検察も、はたまた裁判官も偏見を持った結果の冤罪事件である。

こうした社会の風潮を巧みについた女性の策略に、捜査のプロと裁判のプロがまんまと騙されたのである。

今後、冤罪の男性には国賠の問題が生じ、被害者を装った女性に対しては、刑法172条「虚偽告訴等罪」の問題が生じ、さらに虚偽の事実の証言者には、刑法196条の「偽証罪」の問題が生じる。

本件事件は、狂言事件で私怨を晴らそうとする女性と、その女性を手助けする証人がいれば、いとも簡単に冤罪は作られるということの教訓である。

男性にとって、本当に怖い話だ。こうした考えを持ち実行する女性は、男性共通の大敵である。とても他人事とは思えない。

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