先日、TVで、ロシアから盆栽修行に来日しているアンドレイ君が、日本の良いところを日本語でスピーチしていた。
まだ18歳というが、親元を離れて日本で修業し、日本の心を日々の中で体得している様子がよく伝わってくる内容だった。
彼は最初、盆栽の修業を始めたら、すぐにハサミを持たせてくれると思ったという。
親方にそれを言うと
「10年早い」
と言われたらしい。
新入りの弟子は、盆栽とは関係ない、
掃除、お茶出しなど、様々な下働きを命じられる。
しかし、そうした下働きをする中で、
日本の風習、文化、言葉を覚え、
盆栽に込められた伝統的な匠の技を感じることができるのだと理解できたという。
「本物の知識は、どんな本も与えてはくれませんから」。
この言葉は本物の輝きを放つ。
遠く異国の地で、盆栽の後継者候補のアンドレイ君の頑張りに、エールを送りたい。
「好きこそものの上手なれ」、欲を言うなら日本の若者にも、日本の匠の技を伝承してほしい。
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