著作権の非親告罪化

<TPP>著作権、非親告罪化 社会や文化の萎縮懸念(毎日新聞)

この問題は、真似する方と、真似される方の立場から論じると、
正反対の意見が対立するのではないか?
私は、自身の著作物について裁判をしたことがあるから、
この記事には、特に強い関心を持つ。
人の物を盗んだら、窃盗である。
それがアイディアなら、合法的に許容されるのか?
それでは、塗炭の苦しみの中からアイディアを絞り出す人の苦労は報われない。
法はバランスである。
確かに、文化の発展という観点から言えば、
既存のアイディアが広く活用されることは好ましいことかもしれない。
しかし、類いまれな能力と、それを形にするまでの時間と、
研鑚や資料集めのために費消した財産的支出を考えたら、
安易にアイディアを使用することを是認することは、逆に文化の発展を妨げる。
何故なら、苦労してアイディアを出す人がいなくなるからだ。
フリーライド(無賃乗車)が蔓延すれば、
それこそバカらしくて、一番乗りをする者がいなくなる。
よって、文化の衰退は否めない。
これはひとえに、「バランスの問題」であると、私は思う。

□□□ランキングに参加中です□□□
□□□クリックお願いします!□□□


にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村

Comments are closed.